主に男性客向けに営業している、飲み屋のひとつである「ガールズバー(ガルバ)」。
キャバクラやスナックと似たイメージを持つ人も多いですが、料金体系や接客スタイルは大きく異なります。
また、初めて訪れる方にとっては「相場はいくらなのか」「どんな楽しみ方ができるのか」といった疑問が多いでしょう。
そこで本記事では、ガールズバーの基本知識から料金システム、遊び方や注意点、さらには種類や用語までを詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
ガールズバー(ガルバ)とは?

ガールズバー(ガルバ)は、20代を中心とした若い女性スタッフが接客を行う、お酒の提供をメインとした飲食店です。
キャバクラやスナックと違いキャストは客の隣に座らず、カウンター越しに会話やドリンクを楽しむスタイルが基本となっています。
料金は比較的リーズナブルで、気軽に立ち寄れる点が魅力です。
カジュアルな雰囲気から高級感のあるラウンジ風まで幅広く存在しており、友人同士での利用や一人飲みでも利用しやすい業態として人気を集めています。

ガールズバー(ガルバ)の料金システム

ガールズバーの料金体系は一見シンプルですが、実際にはいくつかの要素があり入店前に知っておかないと思わぬ出費がかかってしまう場合があります。
具体的な料金システムを以下の図にまとめました。
【料金システムの内訳】
項目 | 内容 | 相場 |
---|---|---|
チャージ料(セット料) | 入店時にかかる基本料金 | 1,000〜3,000円程度 |
ドリンク代 | キャストや自分が飲むお酒の代金 | 700〜1,500円程度/杯 |
TAX | サービス料や消費税 | 10〜30% |
ボトル代 | ボトルキープする場合の費用 | 3,000円〜 |
ガールズバーは基本的に30分〜120分のセット料金があり、飲み放題でない場合は注文したドリンク代やTAXなどが加算されていきます。
飲み放題が付いているセットではない場合、飲食した分だけ料金が加算される点に注意が必要です。
セット料金の相場は、飲み放題ではないものは60分2,000円前後、飲み放題の場合は60分3,000円前後が一般的です。
気軽に楽しめる反面、追加飲食やキャストドリンクの追加が続くと出費が膨らむため、事前に予算を設定して利用するのをおすすめします。
ガールズバー(ガルバ)の基本的な遊び方

ガールズバーの基本的な楽しみ方は、キャストと会話をしながらお酒を嗜むことです。
キャストは隣に座らずカウンター越しに向かい合って会話ができるため、適度な距離感が逆に安心感を生みほどよく会話できるでしょう。
キャバクラほどフォーマルな接客ではなく、友人や同僚と居酒屋に行く感覚で利用できる点が特徴です。
会話を中心に楽しむため、話題を提供すると場が盛り上がりやすくなります。
またキャストにボトルを入れると喜ばれる場合が多く、自然に距離が縮まります。
適度にお酒を楽しみつつ、健全な交流を心がけることがガールズバーを最大限楽しむポイントだと言えるでしょう。

入店からの流れ

初めての人でも安心できるよう、ガールズバーの基本的な流れを整理しておきましょう。
キャバクラのように延長確認が入ることは少なく、会計は飲んだ分だけ清算されます。
そのため、気軽に入って短時間だけ楽しむことも可能です。
ただし、ボトルを入れると次回以降も利用しやすくなるため、常連として通いたいと感じた場合は注文しても良いでしょう。
ガールズバー(ガルバ)で遊ぶ際のポイントや注意点

ガールズバーは気軽に利用できる反面、最低限のマナーを守らなければトラブルに発展する可能性もあります。
以下では注意点を詳しく解説します。
キャストとの適切な距離感を保つ
キャストとの適切な距離感を保つのは、最も注意すべきポイントのひとつです。
ガールズバーに限った話ではありませんが、接客を行う業態では客とキャストとが親密になりすぎてトラブルになるケースがあります。
特に異性の場合は警戒心を持たれやすくトラブルが起こりやすいため、プライベートに踏み込みすぎない配慮が求められます。
連絡先を強引に聞き出したり、私生活に踏み込むような質問を繰り返すと、キャストに不快感を与えかねません。
適度な距離を守り、あくまでもお店での会話を楽しむ姿勢が信頼関係を築く上で重要だと言えるでしょう。
写真撮影は許可を得る
キャストや店内を撮影する際には、必ず事前に許可を取りましょう。
無断撮影は迷惑行為やプライバシー侵害にあたり、店舗によっては即時退店となるケースもあります。
特にSNSへの投稿を考えている場合、トラブルを避けるためにもルールを守って撮影を行う必要があるのです。
写真を撮りたい場合はお店のスタッフやキャストに相談しましょう。
飲酒マナーを守り周囲への配慮を怠らない
お酒が提供されるお店すべてに当てはまりますが、ガールズバーでも飲みすぎて周囲に迷惑をかける行為は厳禁です。
泥酔して騒ぐとキャストや他の客に迷惑がかかり、最悪の場合は強制退店となることもあります。
適度な飲酒を心がけ、周囲に気配りをしながら楽しみましょう。
大人の遊び場としての魅力を保つためにも、節度を守った振る舞いが求められます。
ガールズバー(ガルバ)の種類

ガールズバーには多様な形態が存在し、それぞれ異なる魅力があります。
以下は主なガールズバーの種類の一覧です。
スタンダード型 | 最も一般的な形態で、リーズナブルに会話とお酒を楽しめる |
テーマ型 | 制服やコスプレなど、特定のコンセプトを持つ店舗 |
スポーツバー型 | 大型モニターでスポーツ観戦を楽しみながら会話できる |
高級ラウンジ型 | 落ち着いた雰囲気で、メニューが高級志向 |
カルチャーバー型 | 音楽やアートなど文化的要素を取り入れた店舗 |
国際交流型 | 外国人キャストがおり、英語や多言語での交流を楽しめる |
基本的にはスタンダード型が多く、特にガールズバー初心者の方はまずスタンダードに来店するのがおすすめです。
ただ「コスプレの店員さんに接客してもらいたい」「スポーツ観戦がしたい」などの明確な目的がある場合はコンセプトに合ったお店を選択するのが良いでしょう。

知っておくべきガールズバー用語

ガールズバーを利用する際には、業界特有の用語を理解しておくと便利です。
以下は、ガールズバーでよく使う用語の一覧です。
TAX | 会計時に加算されるサービス料や消費税。 |
チャーム | 入店時に提供されるおつまみ。 |
ハウスボトル | 無料で提供される焼酎やウイスキーなど。 |
ボトルキープ | 自分専用のボトルを店に預ける仕組み。 |
アフター | 営業終了後にキャストと飲みに行くこと。 |
つめしぼ | 最後に提供される冷たいおしぼり。 |
痛客 | マナーを守らず迷惑をかける客を指す言葉。 |
ドリンクバック | キャストがドリンクを注文されると得られるインセンティブ。 |
これらを理解しておけば、会話や会計で戸惑うことなく楽しめるでしょう。
まとめ:ガールズバーでカウンター越しのコミュニケーションを楽しもう
ガールズバーとは、以下のような特徴があるバー形式の飲食店です。
- ガールズバーはカウンター越しに会話とお酒を楽しむ業態で、気軽に立ち寄れる。
- 料金はチャージ料+ドリンク代+TAXで構成され、予算管理が大切。
- キャストとの距離感や写真撮影、飲酒マナーに注意することで快適に過ごせる。
- 種類や用語を理解しておくと、初心者でも安心して利用できる。
ガールズバーはキャバクラよりもカジュアルでありながら、非日常の体験を味わえる魅力的な空間です。
正しい知識を持ちマナーを守って楽しく過ごしましょう。